組織づくりとイノベーション(その1)

こんにちは。

なかなかブログに手が付けられておらず、気まぐれ投稿になっております・・・

先日参加した学びの場で刺激を受け、自分の中で確信できたこともありましたので、整理のためにもブログに残しておきたいと思います。

(長くなってしまうので数回に分けての投稿になります涙)

先日の学びでは埼玉大学大学院の宇田川准教授と、『ストーリーとしての競争戦略』でおなじみの一橋大学 楠木健教授(めちゃめちゃ面白いので何度もお話を聴きに行っています)のお二人それぞれの視点でのイノベーションの本質のお話をお聴きしました。

印象に残ったのは、

ということです。

以上から「イノベーションは起こそうと思って起こるものではないんだなぁ」と改めて感じ、一層組織の中の「対話」の大切さに気付くことになりました。(私自身「対話型組織開発」と呼ばれることを支援しているので余計にそういう視点で聴いてしまうというのはあると思いますが・・・笑)

イノベーションが起こらない最大の問題は社内に生まれる淘汰環境

埼玉大学大学院の宇田川淳教授は講演で「イノベーションの種は落ちていない」と話され、「反脆弱性」や「適応が適応可能性を排除する可能性」などの理論背景から「企業は合理的に失敗する」ということを述べられました。

このあたりもとても興味深く、書きたくなるのですが、ややこしくなるので詳しくは別の機会にします笑

「合理的に失敗する」とは、

という感じということでした。

このあたりは、クリステンセン先生の「イノベーションのジレンマ」で言われることに近いですね。

で、どうすればそのジレンマを抜けられるのか?

宇田川准教授は、それを打破するには「対話型のリーダーシップ」「対話型のマインドセット」だと言われました。

つまり、新規事業のアイデアや誰かの主張を、リーダーとして自分の中の「既存の正しさ」の判断でただ「合理的でない」と判断するのでなく、その自分の「正しさ」をいったん保留し、ガチで対話して考えるという姿勢がベースに無いとイノベーションが組織の中から興ることはありえないということでした(と受け取りました)。

今、まさに関わっているクライアント様でも、「変化の時代に対応できる組織づくり」を目指して、トップに依存したありようではなく、多様性を活かした対話で自分たちの未来を生み出していく組織への移行を共にしているのでこのお話はスッと腹に落ちました。

まだまだ興味深いデータやお話がありましたが、続きは次回書きたいと思います。

最近リーダーのためのコミュニケーション研修のオーダーをいただくことが増えているのは「対話型リーダー」の育成の必要性が徐々に感じられ始めたからかもしれませんね。

今日もお読みいただきありがとうございました!

( ´ ▽ ` )ノ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です